神明崎(宮城県 気仙沼市)

神明崎は

・宮城県気仙沼市の内湾にある岬で、自然の景観や地質、歴史・文化的な見どころが豊富な場所です。
・約2億8千万年前の石灰岩や龍神窟などの地形に加え、五十鈴神社や浮見堂、立ち恵比寿像などが観光客に人気です。
・夕暮れ時や夜のライトアップも美しく、散策や撮影、静かなひとときを楽しむのに最適なスポットです。


ねえねえ、気仙沼の神明崎って知ってる?名前だけ聞いたことあるんだけど、実際どんなところなのか気になっててさ~。景色とか、何か見どころあるのかな?

はい、神明崎はとても魅力的な場所ですよ。気仙沼湾の内湾エリアにある小さな岬なんですが、自然、歴史、文化のすべてが詰まっているような場所なんです。地元の方々にも観光客の方にも愛されているスポットですね。

へぇ~、そんなにいいとこなんだ?海のそばなんだよね?景色きれいそう!

おっしゃる通りでございます。神明崎は気仙沼湾を一望できる場所にありまして、特に晴れた日には、波穏やかな海と青空のコントラストがとても美しいんですよ。夕暮れ時には、空がオレンジ色に染まり、それが海に映る光景も格別です。

うわ~、それ絶対映えるやつじゃん!写真撮りたくなるやつ!

はい、まさに撮影スポットとしても人気がございます。そして、ただの景色だけではなく、地質的にも非常に貴重な場所なんです。神明崎の岩は約2億8千万年前、古生代ペルム紀に形成された石灰岩からできていまして、実際にウミユリなどの化石が見つかっております。

マジで!?そんな昔の岩!?なんかロマンあるなぁ~。化石とかちょっとワクワクするかも!

そうですね。さらに「龍神窟(りゅうじんくつ)」という洞窟もあって、そこでは中空球状鍾乳石やストロー状鍾乳石といった珍しい鍾乳石の形状も確認されているんですよ。

そんな洞窟もあるんだ!?すごっ!

そして、歴史的にも深いつながりがございます。岬の近くには「五十鈴神社」があり、地元の人々に長く親しまれてきた神社です。ほかにも、気仙沼で海苔の養殖を最初に行った「猪狩新兵衛(いがりしんべえ)」を祀る神社など、地域の歴史に触れられる場所もございます。

へぇ~、神社とかもあるんだ!歴史好きの人も楽しめそうだね。あ、そういえば文学系の碑もあるって聞いたことあるけど?

はい、よくご存じですね。郷土の歌人・熊谷武雄の歌碑や、松尾芭蕉の句碑などがありまして、文学に興味のある方にもおすすめです。中でも、「砂の上に わが恋人の 名をかけば 波のよせきて かげもとどめず」という落合直文の短歌は有名で、「恋人」という語を近代短歌で初めて使った作品として知られております。

わあ~、なんかロマンチックな歌だね!恋人って言葉、そんな前からあったんだ~。意外!

はい、そうした詩情に触れられるのも神明崎ならではの魅力かと存じます。そして忘れてはならないのが「浮見堂(うきみどう)」です。赤い橋を渡って行ける海辺の建物で、夜になるとライトアップされ、その幻想的な姿がとても人気です。

え、浮見堂って夜ライトアップされるの!?めちゃくちゃロマンチックじゃん~!それデートにも良さそう!

はい、日没から午後10時までライトアップされており、幻想的な雰囲気の中で海を眺めることができますので、特別な時間を過ごすにはぴったりです。また、浮見堂の近くには「立ち恵比寿像」もございます。通常は座っている姿が多いのですが、こちらは珍しい立ち姿で、カツオを釣り上げている姿が印象的です。

カツオ釣ってる恵比寿様!?さすが気仙沼!って感じする~。ちょっと見たくなってきたなぁ。

はい、港町・気仙沼ならではのユーモアと願いが込められた像ですね。アクセスもしやすく、三陸自動車道の「気仙沼港IC」から車で約9分ほど、「鹿折IC」からはさらに近く、4分ほどで到着できます。

それならドライブの途中とかにも寄りやすいね~。ちょっと散策して、浮見堂でぼーっとするのも良さそう♪

い、静かな時間を楽しみたい方、自然と文化の両方に触れたい方、どちらにもおすすめできる場所です。ご旅行のご予定がございましたら、ぜひ神明崎にもお立ち寄りくださいませ。きっと心に残る風景が広がっていることと思います。

宮城県の天気予報の時によく出る気仙沼の魚市場カメラ。その端っこに見える赤い橋が神明崎の浮御堂につながる橋だよ。

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