ナメタカレイ②(宮城県)
宮城県の年越しの中心 ナメタカレイの謎に迫る
ナメタカレイって宮城では年越しに欠かせないって聞いたけど、どうしてそんなに人気なの?歴史とか知りたいなー。
ナメタカレイは宮城県では特にお正月料理として親しまれています。江戸時代からこの地域の伝統的な魚として使われてきたのですよ。
江戸時代から?そんな昔から人気だったんだね!でもなんで年越しにナメタカレイを食べるようになったの?
はい、それにはいくつかの理由がございます。まず、ナメタカレイは身が柔らかく、脂が乗っていて、とても美味しいのが特徴です。その味わいが、お正月の豪華な料理にふさわしいとされてきました。また、冬になると旬を迎え、特に宮城県近海で獲れるナメタカレイは脂のりが最高と言われています。
さらに、冬に子持ちが増える事から「子孫繁栄」の縁起物、卵が黄金色をしている事から「商売繁盛」の縁起を担いでいます。
そんな意味が込められてるんだね。じゃあ、どうやって食べるのが一般的なの?
甘辛い煮付けが定番です。醤油、砂糖、みりん、生姜などで煮込むことで、ナメタカレイの脂と身の旨味が引き立ちます。この煮付けは、ご飯のお供にも、お酒の肴にもぴったりです。
確かに、煮付けは美味しそうだね!他の地域でもナメタカレイって食べられてるの?
ナメタカレイ自体は日本各地で食べられていますが、宮城県では特にお正月の食文化と深く結びついています。そのため、年末になると宮城の市場やスーパーではナメタカレイがたくさん並び、家庭で煮付けを作る風景がよく見られるのです。
なるほどねー。お正月の縁起物で、美味しさもバッチリだから、宮城では欠かせない存在なんだね!教えてくれてありがとう!
普段目にしない魚が急にスーパーで高値で並ぶ…お正月の不思議な光景の一つ
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