仙台雑煮②
仙台のお正月に出る特徴的なお雑煮、それについて学んでみよう
ねえねえ、仙台雑煮って聞いたことある? なんか普通のお雑煮と違うって聞いたんだけど、どんな感じのやつなの?
仙台雑煮のことですね。仙台雑煮は、他のお雑煮とは少し異なる特徴があって、とても興味深い料理なんですよ。
ふーん、なんか特別な具材とか入ってるの?
はい、仙台雑煮は、具材にハゼの焼き干しを出汁(だし)に使うのが特徴です。ハゼという魚を一度焼いてから干したものを、じっくり煮出して出汁を取るんです。これによって、旨味のある深い味わいになるんですよ。
えっ、ハゼから出汁取るの? なんか珍しいね! 他にも具は何が入ってるの?
具材としては、岩出山名産の凍み豆腐や、イクラ、ほうれん草、ミツバなどが入ります。また、焼いた角餅を使うのも仙台雑煮の特徴です。
へぇ~! 餅は焼いてあるんだね! イクラってちょっと豪華じゃない?
そうですね。仙台雑煮は、江戸時代に仙台藩の藩主・伊達家の正月料理として食べられていた伝統があります。その影響で、イクラのように見た目が華やかな具材も入るんです。正月のお祝いらしい贅沢さが感じられますね。
なんか伊達家の料理って聞くと、めっちゃカッコいいね! 味はどんな感じなの?
お出汁がハゼの焼き干しから取られているので、香ばしくて深い旨味が感じられます。さらに、イクラの塩気や、焼いた角餅の香ばしさが絶妙に合わさって、とても美味ですよ。
めっちゃ美味しそうじゃん! 仙台に行ったら食べてみたいな~。どこかで食べられるの?
仙台雑煮は家庭料理として作られることが多いのですが、年末年始になると仙台の郷土料理店やホテルなどで提供されることがありますよ。もし機会があれば、ぜひ一度召し上がってみてくださいね。
よし、絶対食べる! ありがとう、なんか仙台雑煮って面白いね。勉強になったわ~!
仙台雑煮に使われる物は元々宮城県で獲れるものを中心に作られています。しかし最近は自然環境の変化から県内でそろえるのが難しくなってしまっているのも…いつまでもこの美味しい雑煮がお正月に食べられますように
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