おおくぼのかりんとう(宮城県 大崎市)

- 由緒ある岩出山名物、伝統製法で作る地元愛溢れるかりんとう。
- 食感・風味・食べ応えのバランスが良く、おやつにもおつまみにも◎。
- 購入方法は袋でも一斗缶でも可能で、駐車場付き店舗もあり、利便性も高い。
ぜひ大崎ドライブや道の駅巡りの際に、伝統のかりんとうを味わってみてください!


ねえ地蔵さん、ちょっと気になってることがあるんだけど、聞いてもいいかな?この前、大崎市の岩出山に行ったときに「おおくぼのかりんとう」っていうお菓子を見つけて、それがすごく印象的だったの。なんだか懐かしい味がしてさ。でも、どうしてあんな形をしてるんだろう?平たくて瓦みたいだったよ。

そうですね。「おおくぼのかりんとう」は、大崎市岩出山にある大久保製菓が作っている、地域に根ざした伝統的なお菓子です。その瓦のような形は、岩出山地域の古い街並みに多く見られる屋根瓦の形状をイメージしているとも言われております。また、製造工程においても、あの平たさによって油に均等に熱が通り、カリッとした独特の食感が生まれるんですよ。

なるほど〜、あの形にもちゃんと意味があったんだね。食感も確かにパリパリっていうか、ザクッと軽いけど、意外としっかりしてて満足感あったなあ。どうしてあんな食感になるんだろう?普通のかりんとうより、ちょっと特別な感じがしたの。

ご指摘のとおりです。あの食感の秘密は、材料と製法にあります。おおくぼのかりんとうには、小麦粉だけでなく岩出山産の米粉が使われております。米粉を加えることで、外はカリッと、中はほのかにモチッとした、独特の歯ざわりになります。

あと、味も種類がいくつかあったよね?私は黒糖っぽいのを食べたけど、他にもあったような気がして……

現在は主に三種類がございます。一つは「黒ころも」と呼ばれる黒糖仕上げで、これが猫さんの召し上がったものかと存じます。濃厚な黒糖のコーティングが特徴です。二つ目は「ゴマ味」で、素朴な甘さの中に香ばしいゴマの風味が引き立ちます。三つ目は「味仕上」と言いまして、少し塩味が効いた変わり種で、甘じょっぱさが癖になると人気です。

へぇ〜、そんなに種類があったなんて!どれも試してみたくなっちゃうね。でも、あのお菓子ってちょっと大きめだったから、お腹いっぱいになりそう。実際どれくらいの大きさなんだろ?

一般的なパッケージでは、1袋あたり約300グラムほどで、1枚あたりはおよそ10〜12センチの幅があります。さらに、大量購入を希望される方には「一斗缶」タイプもございます。こちらはなんと3キロ超にもなる特大サイズで、お土産や贈り物としても重宝されております。

3キロ!?そんなにあるの?すごいなぁ〜!でも、あんなに大きいのは、どこで買えるんだろう?岩出山の現地じゃないと手に入らないのかな?

現地での購入が最も確実でございます。特に「坪田菓子店」や「大久保製菓」本店では、各種かりんとうが揃っており、試食もできることがございます。また、道の駅や地域の直売所、さらには東北自動車道の長者原サービスエリアでも一部取り扱いがございますので、旅行中にもお求めいただけます。

あ、道の駅にもあるんだ!ドライブがてら寄ってみるのも楽しそうだね。ところで、駐車場とかはあるのかな?車で行くことが多いから、ちょっと気になって。

坪田菓子店には店舗横に5台ほど停められる駐車スペースがございます。大久保製菓本店の方も敷地が広いため、軽自動車や普通車での来訪は問題ないとされております。ただし、週末などは混雑することもございますので、時間帯をずらして訪れるのもよいかと存じます。

いろいろ詳しく教えてくれてありがとう。ますます「おおくぼのかりんとう」が好きになったよ。なんだか、その土地のことを知るだけで、お菓子の味もより深くなる気がするな。

食べ物は、ただの栄養や味覚だけでなく、土地の記憶や人々の想いも含まれております。「おおくぼのかりんとう」はまさに、岩出山の風土と人の手の温もりが感じられるお菓子です。もし機会がありましたら、ぜひまた現地を訪れ、今度は季節ごとの町の表情とともに味わってみてください。

大崎市に行って小腹が減ったらかりんとう!是非!おススメ!
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