定義如来{極楽山西方寺(ごくらくさん さいほうじ)}(仙台市 青葉区)

定義如来(じょうぎにょらい)または定義山(じょうぎさん)は、仙台市青葉区大倉に位置する浄土宗の古刹「極楽山西方寺」の通称で、縁結びや安産祈願で知られるパワースポットです。
秋の紅葉や夏のホタル観賞が楽しめ、名物の「三角あぶらあげ」も人気です。

定義山についての動画を作りました ↓から見れますので是非みて下さいね。



仙台の定義さんって聞いたことある?なんか有名な油揚げがあるって聞いたんだけど。

はい、定義山(じょうぎさん)というのは、正式には「極楽山西方寺(ごくらくさん さいほうじ)」といって、仙台市青葉区大倉にある浄土宗のお寺です。「定義如来」とも呼ばれていて、縁結びや子宝祈願、安産などのご利益で知られているんですよ。

お寺の名前じゃなくて、場所の名前みたいになってるんだね。

そうですね、「定義」というのは、もともと平安時代末期にこの地に逃れてきた平家の重臣・平貞能(たいらのさだよし)に由来しています。彼は源氏の追っ手を逃れる途中で、阿弥陀如来の掛け軸を守ってこの地にたどり着き、「定義(さだよし)」と名を変えて隠棲したんです。その後、彼が祀った仏像や伝説がこの土地とともに残り、「定義如来」として信仰を集めるようになりました。

へぇ~、そんな歴史があるんだ。仙台駅からは近いの?

車だと仙台駅からおよそ50分ほどで到着します。公共交通機関を利用する場合は、仙台駅西口のバスプールから市営バスに乗って「定義」まで行き、終点で下車して徒歩約5分です。所要時間は約80〜90分程度ですね。

なるほどね。ところで有名な油揚げってどんなの?

「定義とうふ店」の「三角定義あぶらあげ」がとても有名です。大きくて分厚い三角形の油揚げで、外はカリッと、中はふわふわ。醤油と七味唐辛子かニンニク七味唐辛子をかけてその場で食べられるのですが、これを目当てに訪れる方も多いんですよ。1枚150円とお手頃価格で、お土産用にも買って帰ることができます。

それは絶対食べてみたいね!お寺の中にも見どころってあるの?

もちろんです。本堂では「定義阿弥陀如来」が祀られていて、「一生に一度の願いが叶う」とも言われています。他にも、縁結びで知られる「連理の欅(けやき)」や、平家伝説に関連する「貞能堂」などの史跡もありますよ。さらに「玉手箱」という展示室では、定義如来の歴史や地域の暮らしについて学ぶこともできます。

季節ごとのイベントなんかもあるのかな?

はい、たとえば夏には「定義ホタルまつり」が開かれ、6月下旬から7月上旬にかけてホタルの観賞が楽しめます。秋には紅葉が見事で、特に五重塔周辺はカエデやイチョウが色づいて、とても美しい景色になります。初詣にも多くの人が訪れ、元旦には一番祈祷も行われます。

へぇ~、自然も歴史もグルメも揃ってて、すごく良いところだね。なんだか行きたくなってきたなぁ。

ぜひ一度足を運んでみてください。心が和むひとときになると思いますよ。

三角あぶらあげは昔から人気だけど、揚げ饅頭も昔から人気があったんだよ

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