伝統芸能伝承館「森舞台」(宮城県 登米市)
登米にある素敵な「森舞台」は、とよま秋まつりの宵祭の会場になっている場所だよ
登米の「森舞台」って、なんかすごい場所らしいけど、どんなとこなの?
「森舞台」は平成8年にオープンした能舞台です。特に登米能(とよまのう)のホームステージとして親しまれており、登米能の歴史と伝統は実に300年近くにわたるんですよ。
へぇ、そんな昔からの歴史があるんだ!でも、どうして「森舞台」って呼ばれてるの?
それは、この能舞台が山裾にあり、豊かな自然に囲まれているので、その環境もあって「森舞台」という愛称で呼ばれているんです。
なるほど!自然に囲まれたところにあるんだね。それにしても、ただの能舞台って感じじゃなくて、特別な何かがあるの?
特徴的なのは、能舞台の設計そのものですね。藩政時代から伝わる「登米能」や「岡谷地南部神楽」など、伝統芸能の伝承を目的にして建設されたんですが、現代的なコンクリートの建物ではなく、地元の木材を使った木造建築です。そして、舞台と観客席の間に空間を設け、能の伝統的な舞台形式を復活させています。
それが能舞台の伝統的なスタイルってこと?
その通りです。明治以来、西洋型の能舞台ではコンクリートの建物内に舞台を作ることが多かったのですが、「森舞台」では舞台と観客席の間に置き、古来の形式を再現しているんです。この空間があることで、自然と一体化したような感覚で能を楽しめます
へぇ~、自然と一体化した舞台なんだね。で、そこで何か特別なイベントとかやってるの?
毎年9月に「登米薪能(とよまたきぎのう)」というイベントが開催されます。かがり火の中で能が舞われる様子は本当に幻想的です。伝統的な舞と炎の揺らめきが相まって、非常に美しい雰囲気を楽しめますよ。
わぁ、それはすごい!かがり火と能って、めっちゃ幻想的でロマンチックだね。ぜひ行ってみたいなぁ!
登米にある様々な歴史的建造物の中にあっても雰囲気を損なわない森舞台 登米が素敵な町なのでどうぞ皆さん足を運んでみて下さい。
前の旅は↓ココだよ