宮城県慶長使節船ミュージアム〔サン・ファン館〕(宮城県 石巻市)

サン・ファン館は支倉常長を中心とした慶長使節についての紹介をしている場所で、太平洋を往復したガレオン船、サン・ファン・バウティスタから名前をとった施設だよ

宮城県にある「慶長使節船ミュージアム」って知ってる? サン・ファン館って名前も聞いたことあるけど、どんなところなの?

慶長使用節船ミュージアム、通称サン・ファン館は、宮城県石巻市の月浜地区にある施設です。このミュージアムは、慶長遣欧使節が乗船した帆船「サン・ファン・バウティスタ号」に関連する展示が行われている場所です。

サン・ファン・バウティスタ号?なんかカッコいい名前だね!それって何?

サン・ファン・バウティスタ号は、江戸時代初期、1613年に政宗がスペインやローマへの外交使節を派遣するために建造した帆船です。この船に乗って、支倉常長(はせくらつねなが)という使用団の代表がヨーロッパに向かいました。 ミュージアムでは、復元船や関連資料が展示されています。

ヨーロッパに向かった船⁉それってどれぐらいの大きさなの?

最長約55メートル、幅約11メートルと非常に大きなサイズです。 当時の技術でこんな船が作られたと思うと驚きですよね。 館内では、船の構造や海の様子についても詳しく学べます。

なるほど~!他にどんな展示があるの?

支倉常長や慶長遣欧使節団に関する資料、ヨーロッパや日本の文化交流の歴史に触れられる展示があります。また、船の建造に使用された技術や道具についても詳しく紹介されています。

サン・ファン館って、東日本大震災の時にどうだったの?被害とかあったのかな?

東日本大震災では、サン・ファン館も大きな被害を受けました。 ミュージアムは海沿いに位置していて、津波の直撃を受けました。 施設の建物が浸水し、展示物や当時あった原寸大の復元船「サン・ファン・バウティスタ号」にも重大な被害が生じました。

えぇ、船も壊れちゃったの?

そうなんです。復元船は、船体の一部が破損し、とりあえず展示が難しい状態になりました。そのため、震災後は展示を中止し、復旧作業が進められました。

その後、どうなったの?また元に戻ったの?

復元船の修復作業は多くの時間と費用を要しましたが、残念ながら2020年に復元船は解体が決定されました。ただ、ミュージアムは復興し、展示内容も見直されました。

解体されたのは残念だね。でも、ミュージアムはどんな風に復活したの?

最新サン・ファン館では、1/4サイズの復元船が展示され、デジタル技術を使った展示や、慶長遣欧使節団の歴史、支倉常長の偉業を紹介内容が充実しています。震災の記録も含めて、新しい視点で地域の歴史や文化を学ぶ場所として生まれ変わりました。

デジタル展示か~。それも面白いね。震災からの復興の話も聞けますか?

ミュージアムでは震災時の被害や復興の歩みについてもわかりやすい展示が用意されています。災害から立ち上がり、歴史を未来に伝えようとする姿勢を感じられる場所です。

なるほど、行ってみるね!

以前の雄々しきサン・ファン・バウティスタ号が見られなくなったのは悲しいけれど、今でも魂は受け継がれています

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