北上川(宮城県 岩手県)

北上川は江戸時代に仙台藩の伊達氏と盛岡藩の南部氏によって開発され、岩手から宮城を通り江戸までつながる水運の川として利用されていたよ

写真提供:宮城県観光プロモーション推進室

ねえねえ、北上川って宮城県を流れてる川だよね?どんな川なの?

はい、そうです。北上川は東北地方を代表する大河の一つで、岩手県から宮城県を通って太平洋に注ぎます。全長はおよそ249kmで、東北地方では最も長い川ですね。

結構長いんだね!川沿いには何か有名な場所とかあるの?

北上川沿いには、歴史的にも自然的にも魅力的な場所がたくさんあります。例えば、石巻市では北上川の河口に位置することから、古くから港町として栄えました。また、登米市では、歴史的な建造物や資料館なども多く見られます。

なるほど〜。その川って、昔から何か役割を果たしてたの?

昔から交通や物流の要所として重要な役割を果たしてきた北上川。特に江戸時代には、川舟を使った物流が盛んで、米や木材などが川を通じて運ばれていました。また、農業用水としても利用され、周辺の農業発展にも大きく貢献してきました。

旧北上川って、北上川とは違うの?どういう川なの?

旧北上川は北上川の一部なんですが、現在の本流とは別の流れになっています。昔、北上川はそのまま石巻の方へ流れていましたが、治水工事によって新しい流路が造られ、現在の北上川本流は違う経路をとるようになったんです。その旧流路が、今の旧北上川です。

へぇ~、どうして川の流れを変えたの?

治水のためですね。北上川は昔から洪水が多く、流域の農地や住民に被害をもたらしていました。特に江戸時代や明治時代には、洪水を防ぐために大規模な治水工事が行われたんです。その結果、昭和の初めに新しい北上川放水路が造られ、今の本流ができました。それによって、旧北上川は主に石巻市内を流れる支流のような形になりました。

じゃあ、旧北上川は今はどうなってるの?役割とかある?

旧北上川は、現在も石巻市を中心に重要な役割を果たしています。例えば、漁業や観光にも利用されています。特に、河口付近では漁港があり、漁業が盛んですし、川沿いには美しい景観を楽しめるスポットも多いです。また、旧北上川は今でも洪水対策としての機能を一部果たしていて、川の水位調整などに役立っています。

ありがとう!よくわかったよ。

石巻川開き祭りの花火が打ちあがるのも旧北上川で、今も昔も地元の人たちから愛されている川になりますね

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