角田滑空場(宮城県 角田市)

角田滑空場は宮城県角田市の阿武隈川河川敷にあるグライダー専用の飛行場で、1994年に開港しました。
広い草地滑走路(1,200m)と舗装滑走路(400m)があり、蔵王連峰の山岳波を活かして高高度やクロスカントリー飛行が楽しめます。
大学航空部や防災隊の拠点、体験搭乗イベントも行われる日本有数のソアリングスポットです。


地蔵さん、ちょっと聞いてみたいことがあるの。宮城県にある角田滑空場っていう場所が気になって、調べてみたんだけど、色んな情報が出てきて整理できなくて…。地蔵さんなら詳しく知ってると思って、ぜひ教えてほしいな。

承知いたしました。角田滑空場についてですね。宮城県角田市佐倉字中川原にあり、阿武隈川の河川敷に整備された場外離着陸場でございます。開港は1994年、平成6年のことです。

へえ、河川敷にあるんだね。自然に囲まれてそうで気持ちよさそう。どんな施設になっているの?

滑走路は2種類ございます。ひとつは草地の滑走路で、長さ1,200メートル、幅30メートルと広大です。もうひとつはアスファルト舗装の滑走路で、長さ400メートル、幅8メートルでございます。周囲の自然環境も魅力で、西側には蔵王連峰、東側には阿武隈高地がございます。そのため、蔵王連峰から生じる山岳波を利用した高高度飛行や、クロスカントリー飛行が可能なのです。

すごい、本格的なんだね。グライダーにとってすごく理想的な環境って感じがする。

まさにその通りでございます。仙台の沿岸では海霧が発生することがございますが、阿武隈高地によって遮られるため、仙台空港が計器飛行条件になる時でも、角田滑空場は有視界飛行条件で飛行できることが多いのです。そのため、非常に優れた飛行環境として知られております。

なるほど、だから「日本有数のソアリングスポット」って言われてるんだね。実際には誰が使っているのかな?

利用者は幅広く、グライダー愛好者をはじめ、大学の航空部も活動拠点としております。また、宮城県防災航空隊なども活動を行っております。さらに、一般の方向けに体験搭乗やイベントも開催されており、市民の皆様にも開かれた施設となっております。

体験搭乗まであるんだ!観光としても行ってみたくなるね。アクセスはどうなっているの?

阿武隈急行の角田駅から車でおよそ12分、距離にして6キロほどでございます。他の案内では25分ほどと記載している場合もございます。車での利用が便利で、イベント時には駐車スペースも確保されております。施設自体は河川敷の約5ヘクタールが滑空場として整備されております。

広い河川敷で、自然の中を飛んでいるグライダーを見るだけでも気持ちよさそう。グライダーって静かに空を飛ぶから、眺めているだけで癒やされそうだよね。

その通りでございます。イベント時には多くの市民が集まり、青空を舞うグライダーを観覧する光景が見られます。蔵王連峰を背景に飛ぶ姿は特別で、地元の魅力を体感できる機会となっております。

うん、聞いているだけで行ってみたくなるよ。自然も豊かで、しかも本格的な滑空体験までできるなんて、特別な場所なんだね。

はい。角田滑空場は、単なる飛行場というだけでなく、自然環境と航空文化が一体となった場所でございます。地域の人々にとっても、訪れる人々にとっても、貴重な場となっております。

ありがとう地蔵さん。こんなに丁寧に教えてもらえて、とても分かりやすかったよ。実際に足を運んで、グライダーが空を舞う姿を自分の目で見てみたくなっちゃった。

どういたしまして。実際に訪れれば、自然と航空の調和を肌で感じることができるでしょう。安全に配慮しながら、ぜひ体験されてみると良いかと存じます。


空にスーッと舞い上がるグライダーを見てみたい!広い河川敷から飛んでいく姿は、まるで鳥になったみたいでワクワクする。いつか自分も体験してみたいな。

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