MASH PARK ONAGAWA(宮城県 女川町)

女川町にある「MASH PARK ONAGAWA」は、震災復興を願って企業が寄贈したアートな遊び場です。
海の生き物をモチーフにしたカラフルな遊具は、見て楽しいだけでなく実際に遊べる安全設計。
JR女川駅から徒歩すぐ、無料・年中無休で誰でも気軽に立ち寄れるスポットです。


ねえ地蔵さん、「MASH PARK ONAGAWA」のこと、教えてもらってもいい?

もちろんです。「MASH PARK ONAGAWA(マッシュパーク女川)」は、宮城県牡鹿郡女川町に位置する遊び場です。2021年8月19日にオープンし、株式会社マッシュホールディングスによって女川町へ寄贈されました。

寄贈ってすごいよね…普通の企業が公園を町にプレゼントするなんて、あんまり聞いたことないかも。

そうですね。この公園は、マッシュホールディングスが2016年から展開してきたチャリティ活動「MASH PARK PROJECT」の一環として建設されたものです。彼らはその活動で得た売上金などをもとに、震災の被害が非常に大きかった女川町の未来を担う子どもたちに向けて、この場を提供しました。

そうなんだ…被災地のために作られた公園って聞くと、それだけでもすごく特別に感じる。でも、地蔵さん、あの公園の写真見たら、普通の公園とは全然違って見えたよ?なんだか、海の生き物がいっぱいで…。

そのとおりです。MASH PARK ONAGAWAは、ただの遊具ではなく、すべてがアート作品として設計されています。海に近い女川町の立地を活かし、遊具のテーマは「海の生き物」です。「うみうしくん」は全長約12メートルもあり、そのほかにも「さんごちゃん」(約7.4メートル)、「ひとでくん」(約2.7メートル)、「ちんあなごくん」(約3.5メートル)、「かいちゃん」(約1.4~1.9メートル)など、すべて個性的でユニークなデザインです。

遊具に名前がついてるのが、すっごくかわいい!それにしても、サイズも大きくて迫力あるね〜。でも、そういうのって見て楽しむだけなの?実際に遊べるのかな?

これらの遊具は、ただのオブジェではありません。子どもたちが安全に遊べるように、彫刻家の髙田洋一氏がデザインし、ゴム素材で安全にコーティングされた「プレイスカルプチャー」として制作されています。見た目の芸術性と遊びの機能性が融合しており、特に「ひとでくん」では、太陽光によって星形の影が地面に映るなど、時間によって景色が変わる工夫もなされています。

ほんとに、アートと遊びがひとつになってるんだね。しかも海がすぐそばって聞いたけど、どのへんにあるの?

公園は「女川町海岸広場」の中に位置しており、JR女川駅から徒歩で約4〜5分の距離にあります。アクセスも非常に便利で、観光や散策のついでに立ち寄る方も多いです。

駅からすぐなら、電車でふらっと行けそうだね。天気のいい日とかに、のんびり歩いて行ってみたいな〜。入場料とかはかかるの?

いいえ、入園は無料です。また、休園日も設けられていませんので、基本的に年中無休で自由に訪れることができます。子どもたちの遊び場としてだけでなく、町の人々や観光客の憩いの場としても開かれています。

そうなんだ…。無料で、しかもあんなに丁寧に作られた場所にいつでも行けるって、ほんとありがたいよね。きっと作った人たちの「みんなに楽しんでもらいたい」って気持ちが、いっぱい詰まってるんだろうな。あの海と空の広がる場所で、子どもも大人も笑いながら遊んでる光景が目に浮かぶような気がする。

実際に訪れると、そういった空気を肌で感じることができると思います。遊具一つひとつが、町の人々や支援者たちの思いを背負っていて、それが公園全体に優しく表れているのです。

ほんとに、心から行ってみたくなったよ。たぶん、そこに立つだけで、いろんなことを考えさせられそうだなって思う。子どもたちの笑顔がある場所って、すごく大切だよね。

色とりどりの海の生き物みたいな遊具が並んでて、見た瞬間ワクワクが止まらなそう!
しかも実際に登ったり滑ったりできるなんて、まるで海の中を探検するみたいだ。
駅からすぐで無料だから、気軽に冒険気分で行けるのが最高だね。
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