三階の滝(宮城県 蔵王町)

宮城県蔵王町の「三階の滝」は、三段に落ちる迫力ある名瀑で、日本の滝百選にも選ばれています。
滝見台からは他の滝も一望でき、特に紅葉シーズンは絶景スポットとして人気です。
アクセスも良好で、伝説や自然と触れ合える観光地としておすすめです


ねえ、今度蔵王に行くんだけど、「三階の滝」って知ってる?名前だけでなんかすごそうなんだけど。

「三階の滝」は宮城県蔵王町にある、非常に美しい滝です。名前の通り、三段にわたって水が流れ落ちる構造になっていて、その迫力と自然美で「日本の滝百選」にも選ばれているんですよ。

へえ〜、そんなにすごいんだ!どこにあるの?アクセスはしやすいのかな?

場所は蔵王連峰の東側、澄川の支流・石子沢というところにあります。車の場合は東北自動車道の「白石IC」か「村田IC」からそれぞれ約35分で到着します。公共交通でも行けますが、JR白石蔵王駅からバスで1時間ほど、「滝見台」というバス停で降りてすぐです。

なるほどね。じゃあ、滝見台っていうところから見るのがメインなのかな?

そうですね、滝見台からの眺めがとても素晴らしいです。そこからは三階の滝のほかに、不動滝(落差54m)や地蔵滝(落差42m)といった他の滝も一望できるんですよ。特に秋の紅葉シーズンは絶景で、ブナやカツラなどの原生林に囲まれた景色は圧巻です。

それは見てみたいなぁ〜。滝って夏に涼みに行くイメージだったけど、紅葉の時期もいいんだね!

はい、紅葉の時期は非常に人気があります。ただし、冬場は積雪のためアクセスが制限されることもありますので、その点はご注意ください。安全のため、見学の際には柵の外に出ないようにも気をつけてくださいね。

わかった、気をつけるよ!そういえば、なんで「三階の滝」って名前なんだろ?

三段にわたって流れ落ちるから「三階」なんですが、実は伝説もあるんですよ。滝壺にはかつて大蟹が住んでいて、近くの不動滝には大鰻がいたと言われています。ある日、大蟹が大鰻を襲ってその体が三つに分かれ、それぞれが近隣の温泉地に流れ着いたというお話が残っています。そのため、各温泉に異なる効能があるとも伝えられているんです。

えー、そんな話があるなんて面白いね!温泉めぐりもしたくなってきた!

ぜひ蔵王の温泉地も訪れてみてください。自然と歴史、そして神話の世界が交錯する素敵な場所ですよ。また最新の観光情報やアクセスについては、蔵王町観光物産協会の公式サイトをチェックするのがおすすめです。

ありがとう!すごく行きたくなってきたよ〜

趣を感じられるこの滝、近くにある不動滝と合わせ、カニとウナギの争いの言い伝えも含めて感じ入るものがありますね。