伊豆沼・内沼の鳥類およびその越冬地(宮城県の天然記念物)

伊豆沼・内沼は、
・毎年6万羽以上のマガンやオオハクチョウ、カモ類が飛来する日本有数の渡り鳥の越冬地で、国の天然記念物に指定されています。
・ 冬の「ねぐら立ち・ねぐら入り」は壮観で、夏にはハスの花が咲き、水鳥も観察できます。
・ラムサール条約登録湿地として保護されており、観察には伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターが最適です。


伊豆沼と内沼って鳥がたくさんいるって聞いたんだけど、どんな鳥が見られるの?

伊豆沼と内沼は宮城県北部にある湿地で、多くの鳥が来る場所です。特に有名なのはマガンですね。毎年秋から冬にかけて、シベリアから約6万羽以上のマガンが飛来し、ここで越冬するんです。

6万羽!? そんなにたくさん来てるんだ! 朝とか夕方にすごい光景になりそうだね。

はい、特に早朝の『ねぐら立ち』と夕方の『ねぐら入り』は圧巻ですよ。朝は夜明けと共に、マガンたちが皆に飛び立ち、夕方になるとまた沼に戻ってきます。その姿はまるで空を鳥達が埋めつくすようで、とても圧巻です。

うわー、それは一度見てみたいな!他にもどんな鳥がいるの?

冬にはオオハクチョウやコハクチョウも飛来しますし、カモ類も多く見られます。例えばマガモ、ヒガドリモ、オナガガモなどですね。これらの鳥たちは伊豆沼・内沼で休んだり、餌を探したりしています。

白鳥までいるんだ! じゃあ、冬の様子が一番いいってこと?

そうですね、冬の渡り鳥は大きな魅力ですが、夏にはハスの花が咲くので、その時期もおすすめです。広い水面いっぱいにハスが咲いて、とても幻想的な景色になりますよ。その時期にはオオバン、カワセミ、などの鳥も観察できます。

へぇ~、冬だけじゃなくて夏も楽しめるんだね!でも、どうしてこの場所にはたくさんの鳥が集まるの?

伊豆沼と内沼は、ラムサール条約に登録されている湿地で、鳥たちにとって非常に重要な場所だからです。湿地は餌が豊富で、安全に居住できる場所なので、たくさんの鳥が集まっていますよ。

なるほどね~。そうだそうだ、伊豆沼・内沼の鳥類って天然記念物に指定されてるって聞いたけど、それも関係あるの?

1952年に『伊豆沼・内沼の鳥類』として国の天然記念物に指定されました。これは、この場所が鳥たちにとって貴重な環境であることが認められたからだと思います。

すごい、ちょっと大事な場所なんだ。じゃあ、実際に行って鳥を見たいときは、どこに行ったらいいの?

観察するなら伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターがいいですよ。施設内には展示もあって知る、鳥のことを詳しく知ることができますし、観察用のデッキも整備されています。

じゃあさっそく行ってみるね!

鳥たちの楽園である自然が守られている光景。いつまでも子供たちに残しておきたいですね。
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