南三陸町震災復興祈念公園(宮城県 南三陸町)

南三陸町震災復興祈念公園は、震災の犠牲者を追悼し復興を願って整備された場所です。
志津川駅近くにあり、広さは約6.3ヘクタールで「名簿の碑」や「祈りの丘」が特徴です。

ねぇ地蔵さん、ちょっと気になったんだけど、宮城県にある「南三陸町震災復興祈念公園」ってどんなところなの?名前はよく聞くんだけど、どんな意味が込められてるのか、ちゃんとは知らなくて。

はい、「南三陸町震災復興祈念公園」は、正式名称そのままに、2011年の東日本大震災で被災された方々を追悼し、町の復興を願って整備された公園です。公園の名前には、震災の記憶を忘れず、未来へと祈りをつなげていくという強い意志が込められています。

そうだったんだ……。そういう意味で作られた場所なんだね。じゃあ、その公園にはどんな特徴があるの?

この公園の最大の特徴の一つは、「名簿の碑」と呼ばれるモニュメントです。これは震災で犠牲となった方々の名簿が収められているもので、多くの人が静かに手を合わせる場所になっています。また、高台が整備されていて、そこからは町の海を見渡すことができます。海抜約20メートルの高さがある「祈りの丘」もあり、もしものときの避難場所としての機能も持っています。

実際に行ったら静かで厳かな雰囲気なんだろうなぁ。

はい。かつての町の中心部、市街地があった場所を利用して整備されたため、とても意味の深い土地なんですね。

今度、行ってみようかな……。ありがとう、地蔵さん。あの震災からもうだいぶ経つけど、やっぱり忘れちゃいけないことってあるよね。こういう場所があるって知れてよかった。

記憶を風化させないためにも、こうした場所の存在を知ること、そして実際に訪れて思いを馳せることが大切だと思います。

昔ここに町があって、たくさんの人が暮らしてたんだって思うと、ちょっと胸がぎゅっとなるね。
静かに海を見ながら、今もそこにいるみたいな気がしてくるんだ。
だからこそ、忘れないように、自分の目で見ておきたい場所だなって思ったよ。
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