蕪栗沼(宮城県 大崎市)

蕪栗沼はラムサール条約に登録されている、渡り鳥の越冬地だよ。

写真提供:宮城県観光プロモーション推進室

ねえ、蕪栗沼って知ってる?冬になると雁がいっぱい飛んでくるって聞いたんだけど、どんなとこなの?教えて~!

蕪栗沼(かぶくりぬま)は、宮城県大崎市と登米市の境界に位置する湿地で、ラムサール条約にも登録されている貴重な自然環境を持つ場所です。特に冬になるとマガンやヒシクイといった雁類が数多く飛来することで知られています。ここは、彼らにとって越冬のための重要な中継地でもあります。

マガンって?何か特別な雁なの?

マガンは日本に飛来する雁の中でも最も数が多い種類です。蕪栗沼には、数万羽を超えるマガンが集まることもありますよ。特に、早朝にねぐら立ちといって、雁たちが一斉に飛び立つ光景は圧巻で、全国から多くのバードウォッチャーがその瞬間を見に訪れるほどです。

へえ~、そんなにいっぱい飛ぶんだ!でも、なんで蕪栗沼に集まるの?

蕪栗沼とその周辺環境が雁たちにとって適した条件を備えているからです。沼自体が休息場所として安全であるうえ、周囲に広がる水田地帯がエサ場として利用されています。稲刈り後の落穂や水草などが主な食料となります。また、地元の農家の方々が「雁のエサ場を守る活動」を行っていて、雁たちが安心して過ごせる環境を整えていることも大きいですね。

地元の人たちも協力してるんだ!いい話だね~。冬に行けば見られるってことだよね?

はい、11月から3月頃までがマガンの観察に適した時期です。特に12月から1月にかけては飛来数がピークを迎えます。早朝のねぐら立ちや、夕方のねぐら入りのタイミングがおすすめですよ。寒さ対策をしっかりして、ぜひ訪れてみてくださいね。

ありがとう!冬になったら絶対行ってみる!

鳥が一斉に飛び立つ音は迫力満点で、体験してみないとわからないものがあります。

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