東日本大震災:震災遺構(宮城県)

宮城県には震災の記憶を伝える震災遺構があり、荒浜小学校(仙台市)や防災対策庁舎(南三陸町)などが保存されています。
石巻市の大川小学校門脇小学校、気仙沼市の旧気仙沼向洋高校なども震災の教訓を学ぶ場となっています。
また、旧女川交番(女川町)のように津波の破壊力を実感できる遺構もあり、防災意識を高める重要な役割を果たしています。

宮城県の震災遺構について教えてほしいんだけど? どんなところがあるのか教えてほしいな!

はい、宮城県には東日本大震災の記憶を後世に伝える震災遺構がいくつかございます。例えば、仙台市の荒浜小学校は、津波で校舎の1階部分が浸水しました。現在は校舎が震災遺構として公開されており、津波の高さを示す表示や被害の様子を伝える展示がございます。

じゃあ、他の場所の有名な建物も震災遺構になってるの?

はい、南三陸町には防災対策庁舎が震災遺構として保存されています。この庁舎では、最後まで避難を呼びかけた職員の方々が津波に巻き込まれました。現在は慰霊の場として多くの方が訪れ、献花などをされています。

やっぱり津波の被害が大きかったんだね……。石巻のほうにも何か遺構がある?

はい、石巻市にはいくつか震災遺構がございます。たとえば門脇小学校は、津波とその後の火災で大きな被害を受けました。校舎には火災の跡が今も残っており、震災の恐ろしさを伝えています。また、大川小学校は津波により多くの児童と教職員が犠牲となり、その教訓を後世に伝えるために校舎が保存されています。

そういう場所を実際に見ることで、震災の記憶をしっかりと受け継いでいけるんだね。他にもある?

はい、気仙沼市には旧気仙沼向洋高校を活用した震災遺構・伝承館があり、津波の高さや当時の被害状況を学ぶことができます。また、女川町には旧女川交番が震災遺構として保存されており、津波の力で建物が基礎ごと傾いた状態のまま残されています。

建物が傾いたままって、津波の破壊力がすごかったんだなぁ……。実際に見に行くと、もっと実感できそう。

そうですね。震災遺構は、ただの『遺跡』ではなく、震災の教訓を学び、防災意識を高めるための重要な場所です。ぜひ訪れてみてください。

津波の記憶を忘れないそんな震災遺構についてまとめました。震災遺構も月日がたち、その姿を維持するのに大きなコストがかかるのが問題になってきています。記憶を風化させないためにも皆が満足するように残せるようにしていきたいですね。

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