足軽まんじゅう(宮城県) 

宮城・白石の老舗「仙加苑」が作る足軽まんじゅうは、1836年創業から続く看板菓子。
厚めの皮に秘伝の醤油だれを練り込み、粒あんやこしあんのしっとり甘さと香ばしい甘じょっぱさが絶妙。
本店は白石バイパス沿い、駐車場12台完備で1個100円、通年販売中。


地蔵さん、白石市の銘菓「足軽まんじゅう」って、結構歴史あるお菓子なんだね。調べてみたら、仙加苑っていうお店が作ってるって知って、びっくりしちゃった。天保7年創業って、すごく昔から続いてるんだね。

はい、仙加苑は天保7年、つまり1836年に創業した老舗の和菓子店でございます。足軽まんじゅうは、このお店の代表的な商品で、名前の由来も歴史に関わるものです。参勤交代の時代、江戸へ向かう大名行列で疲れた足軽たちが白石城下の茶店でまんじゅうを食べ、疲れを癒したという話から、この名前が付けられたとされています。

へえ〜、お菓子の名前にそんな由来があるなんて、すごく情景が浮かんでくるよ。江戸時代の人たちが、休憩がてら甘いものを食べてほっとしてる姿を想像しちゃうな。

そうですね。当時の足軽にとって、こうした甘味は疲労回復にも心の慰めにもなったことでしょう。足軽まんじゅうの特徴は、厚めの皮に秘伝の醤油だれを練り込んでいる点にあります。そのため、一般的な黒糖饅頭とは異なる、茶色がかった独特の風味を持っています。

醤油が入ってるんだね。ちょっと甘じょっぱい感じなのかな。

はい、皮はもっちりと柔らかく、醤油の香ばしさと甘みが調和しています。そして中の餡は粒あんやこしあんがあり、しっとりとした甘さが皮の甘じょっぱさとよく合います。これが癖になると評判です。

粒あんとこしあん、両方あるんだ。そうなると、どっちも試してみたくなっちゃうな。1個ずつ買えるの?

はい、1個100円で販売されておりますので、両方お試しになることも可能です。季節限定の別商品が販売されることはあります。例えば春には「さくらまんじゅう」なども登場することがございます。

そういう季節の限定品も気になるけど、まずはやっぱり足軽まんじゅうを味わってみたいな。厚い皮と醤油の香ばしさ、粒あんやこしあんの組み合わせ…聞いているだけでお腹がすいてくるよ。

実際に召し上がると、皮のもっちりとした食感と、香ばしい甘じょっぱさ、そして餡のしっとりとした甘さが絶妙に合わさり、非常に満足感がございます。創業から長く続く理由は、その味の完成度にあると感じます。

うん、長く愛されてきたお菓子って、きっと一口でその理由がわかるんだろうな。白石に行くときは買ってみようっと。

ぜひお立ち寄りください。歴史を感じながら味わうと、また一層の趣がございます。参勤交代の時代に足軽たちが休んだ情景を思い浮かべながら召し上がれば、味だけでなく物語も一緒に楽しめるでしょう。

そういう楽しみ方もいいね。食べ物から歴史を感じられるって、なんだか贅沢だなあ。


白石の「仙加苑」には、足軽まんじゅうっていう歴史あるお菓子があるんだって!
醤油の香ばしさがする厚い皮と、しっとり甘いあんこがたまらないらしいよ。
本店は駐車場もあって通年買えるから、行ったら絶対食べてみたいな!

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