東日本大震災震災遺構 荒浜地区住宅基礎(仙台市 若林区)

荒浜地区住宅基礎は、

・東日本大震災の津波で流された住宅の基礎部分を保存した震災遺構です。

・ 被害の大きさを伝え、防災意識を高めるために残されており、現地を訪れることで震災の記憶を認識できます。

写真提供:宮城県観光プロモーション推進室

ここが荒浜地区住宅基礎かぁ……。パッと見た感じ、建物はなくて、床にコンクリートの基礎だけが残ってるんだね?

はい、その通りです。ここは東日本大震災の津波で被害を受けた荒浜地区の住宅跡で、震災遺構として保存されている場所です。津波によって建物はすべて流れていて、今は基礎部分だけが残っています。

じゃあ、ここには昔、家が建ち並んでたんだね?

はい。震災前は多くの住宅があり、人々が生活していました。しかし、震災後この地域は災害危険地域に指定され、住むことができなくなって、家が再建されることはありませんでした。

なるほどね……。でも、どうして建物の跡をそのまま残しているの?

それは、地震の記憶を伝えるためです。荒浜地区住宅基礎は、津波の威力や被害額を今後に伝えるために保存されることになりました。実際に現地を訪れることで、どれだけ大きな被害があったのかを感じられることができます。

確かに、こうして実際に見ると、写真や映像で見るのとは全然違うね。ここに家があったと思うと、なんか胸にくるものがあるよ……。

そうですね。津波の被害を目に当てることで、防災の大切さや命を守るための行動について考えるきっかけになるかもしれません。この遺構は、そのための大切な場所なんです。

うん……。これからも、この場所が多くの人に震災のことを伝え続けていくよ。

はい。震災の記憶を風化させず、次の世代にも伝えていくことが大切です。

見て初めて感じるものが多くあります。この地区の基礎はそれを見るだけで心にくるものがあります。

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