堤人形のお雛様(仙台市)

堤人形のお雛様は
・宮城県仙台市の伝統工芸で、素朴で温かみのある土人形の雛飾りです。
・ 江戸時代には庶民の雛人形として親しまれ、現在も職人による手作りで販売されています。
・ カラフルでコンパクトなデザインが魅力で、現代の住宅にも飾りやすい雛人形です。


ねぇねぇ、堤人形のお雛様ってどんな感じなの?

堤人形のお雛様は、宮城県仙台市の伝統工芸である堤人形の一種で、江戸時代から作られている素朴で温かみのある土人形の雛飾りです。

へぇ〜、普通の雛人形とは違うの?

はい、一般的な雛人形の精巧な作りではなく、素焼きの粘土に手描きで彩色された、シンプルで愛らしい雰囲気が特徴です。立ち雛や座り雛の形があり、朱色や金色などの華やかな色彩が使われています。

なんか、あったかい感じがするね!

その通りです。豪華な雛飾りとは違い、昔から庶民にも親しみまれてきました。江戸時代には雛人形の代用品として使われ、庶民の間でひな祭りを楽しむための大切な飾りでした。

今でも売ってるってことは、ずっと人気があるってこと?

そうですね。明治時代以降、西洋文化の影響で一時衰退が、現在は伝統工芸として復興し、仙台市内の郷土玩具店や工芸品店で販売されています。特にひな祭りの時期には特別販売されることもありますよ。

おぉ、それなら今でも手に入るんだね!

はい。堤人形のお雛様はコンパクトで飾りやすい、現代の住宅事情にも関心がありますし、一つ一つ職人が手作りしているので、それぞれ違う表情を持っているのも魅力の一つです。

それ、すごく良いね! 手作りなら、世界に一つだけって感じがする!

そうですね。温かみのある伝統の雛飾り、興味があれば、ぜひ実物を見てみてください。

京都の伏見人形と共に二大源流となる堤人形。郷土土人形の最高峰とされているこの人形。いつまでも守り続けていきたい技術ですね!
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