朝鮮ウメ(宮城県の天然記念物)

朝鮮ウメは
・伊達政宗公が朝鮮出兵の際に持ち帰り、若林城に植えたウメの木で、現在は宮城刑務所内にあります。
・初代の木は1976年の台風で倒れましたが、接ぎ木された二代目が樹齢約360年を迎え、春には白い一重の花を咲かせます。
・その枝ぶりが龍のように見えることから「臥龍梅」とも呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。


ねえねえ、朝鮮ウメってどんな木なの?

朝鮮ウメは、宮城県仙台市若林区の宮城刑務所の敷地内にあるウメの木で、国の天然記念物にも指定されているんですよ。

え、刑務所の中にあるの?じゃあ普通に見に行けないの?

残念ながら、一般公開はされていません。ただ、春に特別公開されることがありますので、その時期に訪れると見ることができますよ。

へえ~、それで『朝鮮ウメ』って名前がついてるのは、やっぱり朝鮮から来たから?

はい、その通りです。伊達政宗公が1593年の朝鮮出兵の際に持ち帰り、仙台城に植えたのが始まりとされています。その後、晩年に移り住んだ若林城に移植され、現在の場所で育ちました。

政宗が持ち帰ったってことは、めちゃくちゃ古い木なの?

実は、現在の木は二代目になります。初代の木は昭和51年(1976年)の台風で倒れてしまいましたが、接ぎ木によって育ったものが今も残っています。推定樹齢は約360年とされています。

360年!?めっちゃ長生きじゃん!どんな花が咲くの?

春になると、香りの良い白い一重の大輪の花を咲かせます。樹高は約8メートル、枝は東西約17メートル、南北約22メートルにも広がっており、まるで龍が横たわっているような姿から『臥龍梅』と呼ばれているんですよ。

なるほど、名前にもちゃんと意味があるんだね!いつか特別公開のときに見てみたいな~!

臥龍梅は他の場所にも植えられており、西公園にもあります。
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