イヌワシの繁殖地(宮城県天然記念物)

宮城県のイヌワシの繁殖地は翁倉山で、アカマツやモミの大木に巣を作ります。

現在、保護活動として森林の管理や餌動物の回復が進められています。

ねえ、イヌワシって宮城県にもいるんだよね?その繁殖地ってどこにあるの?

イヌワシは宮城県にも生息しており、特に翁倉山(おきなくらやま)がその繁殖地として知られています。この山は宮城県の石巻市と登米市にまたがっている場所です。

へぇ、そうなんだ!でも、なんで翁倉山が特別なの?

翁倉山が特別な理由は、イヌワシが好む繁殖環境が整っているからです。イヌワシは通常、断崖の岩棚に巣を作ることが多いですが、翁倉山ではアカマツやモミなどの大木の上に巣を作るんですよ。こうした環境がイヌワシにとって非常に適しているんです。

あぁ、大木の上に巣を作るんだ!でも、今は繁殖が難しいのはどうして?

その主な原因としては、森林環境の変化餌となる動物の減少が挙げられます。林業が衰退して、森が密集しすぎて狩りが難しくなったり、ウサギやヤマドリなどの餌動物が減少したりしたことが影響しています。

なるほどね、それで保護活動が必要なんだね。今はどういう取り組みがされているの?

現在は、南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト協議会という団体が設立され、イヌワシの生息環境を再生するための取り組みが行われています。具体的には、森林の間伐や餌動物の回復を目指しているんですよ。これにより、再び翁倉山でイヌワシが繁殖できるように支援しています。

そうやって自然を守る活動が続いているんだね!イヌワシがまた元気に繁殖できるようになるといいな。

自然環境を守ることはとても大切で、イヌワシだけでなく多くの動植物にとっても大きな影響があります。こうした活動が実を結んで、再び繁殖地が活性化することを願っています。

猛禽類のあの猛々しい姿には惚れ惚れするね。この活動の中には、鹿による食害についても取り上げられていて同じ鹿として食欲に溺れるのは申し訳ないと思ってしまうよ

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