武隈の松(宮城県 岩沼市)

写真提供:宮城県観光プロモーション推進室

ねぇ、武隈の松って聞いたことある?有名な松みたいなんだけど、どういう松なの?

武隈の松は宮城県岩沼市にある、歴史的にも知られる松の木で、特に歌枕として古くから多くの和歌や俳句に詠まれており、平安時代や江戸時代の詩人たちの間で名高い存在でした。

おぉ、和歌や俳句に詠まれた松ってすごいじゃん!でもさ、具体的にはどんな句や歌が詠まれてるの?

代表的なものですと、松尾芭蕉が「桜より松は二木は三月越し」と読まれ、江戸から三か月かけて旅し、ようやくこの松を見る事が出来たという感慨を込めて読まれたと言われています。

えー、松尾芭蕉も句に詠んだ松なんだね!で、今でもその松って残ってるの?

残念ながら、現在の武隈の松は7代目の松と言われています。代々の松は風雨や老朽化で倒れてしまいましたが、地元の人々の手で守られ、植え替えられてきました。それでも、その場所には歴史の重みが感じられ、訪れる人々にとって特別な存在であり続けています。

なるほど、代々続いている松なんだね。でも、その歴史や歌で残ってるってことが大事なんだろうな。

ぜひ、一度訪れてみてください。武隈の松は、歴史の深さを感じられる素晴らしい場所ですよ。

武隈の松は950年頃には陸奥のシンボルとして多くの歌に詠まれ、広く知られるようになっていました。陸奥守(多賀城に派遣された陸奥国を統括する長官の事)として赴任する人がいれば餞別に「武隈の松」についての歌を詠んだと言われています。

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