生どら焼き(宮城県)

宮城県利府町の「カトーマロニエ」で生まれた生どら焼きは、ふわふわ生地と生クリームの相性が抜群で、榮太楼の多彩な味わいも人気です。
価格も手頃で冷やして食べると絶品、利府や塩竈のお店で買えるしお取り寄せもできるので、お土産にもぴったりですよ。


地蔵さん、宮城県発祥の「生どら焼き」ってお菓子、すごく有名みたいね。発祥とか、どこで生まれたのかとか、詳しく教えてくれない?

はい、生どら焼きは宮城県利府町の「カトーマロニエ」という菓子店で生まれました。販売が始まったのは1985年頃からで、当時「生どら」と呼ばれ、どら焼きの生地に生クリームと小倉餡を合わせて挟んだのが最初です。後に「六縣堂」という名で元祖生どらを販売するようになりました。

1985年からなんだ。思ったより歴史があるんだね。じゃあ、その後に広まったのかな?

はい、塩竈市の「榮太楼」も後に生どら焼きの販売を始めました。榮太楼は種類を豊富に揃えていて、仙台銘菓として広まる大きな役割を果たしました。つまり、最初に誕生したのは利府町のカトーマロニエですが、榮太楼が加わったことで県内外に人気が広がったと言えます。

なるほど、発祥は利府町で、広がったのは榮太楼の存在も大きかったんだね。どんな種類があるのか気になるな。

カトーマロニエの元祖生どらでは、小豆、ずんだ、黒ごま、チーズ、いちご、さらに「くるみ」なども加えたバリエーションがあります。一方、榮太楼のなまどら焼きは非常に種類が豊富で、小倉を基本にチョコレート、ずんだ、ごま風味、ラムレーズン、いちご、レモン、栗、珈琲などを展開しています。

わあ、すごく種類があるんだね。甘いのが好きな人も、ちょっと変わった味を楽しみたい人も満足できそうだね。冷やして食べると美味しいって聞いたことがあるけど、保存方法とか食べごろってどうなのかな?

その通りです。生どら焼きは基本的に要冷蔵または冷凍で販売されています。解凍後は冷蔵で3日以内に食べることが推奨されています。新鮮な生クリームを使っているため、できるだけ早めに食べるのが良いとされています。冷やして食べると生地のふわふわ感とクリームの滑らかさが際立ち、アイスのような食感を楽しめるとも言われています。

それはすごく美味しそう!生どらを食べてみたいって気持ちになったよ。お土産にも喜ばれそうだし、冷凍便で取り寄せもできるなら、自宅でゆっくり楽しむのも良さそうだね。

そうですね。オンラインショップでも購入可能なので、現地に行けない方でも味わうことができます。宮城県を代表する銘菓のひとつとして、これからも広く親しまれていくことでしょう。

ほんとに、すごく魅力的なお菓子なんだなあって改めて思ったよ。ありがとう地蔵さん、丁寧に教えてくれて。ますます生どら焼きが食べたくなっちゃった。

ふわふわの生地にクリームがたっぷり入った元祖の生どら焼き、種類がいっぱいの榮太楼のなまどら焼き、どっちもワクワクするほど魅力的ですね。宮城に行ったら絶対寄って、自分の好きな味を見つけてみたくなるよ。
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